小説を書くとき、色んな書き方があると思うんですが、さくらの場合はおおまかに2パターンあると自分で思ってます。
①短いSS、短編、わりとどうでもいいような日常
ぽんと何かひとつのネタを投下したら、キャラが勝手にそのネタに向かってわあーーっと動いて、それを追っかけるスタイルで書くだけの殴り書き。
②本編、しっかりしたテーマをもつ話
プロットもどき(誰がどうなる、途中でどうする、なにがある、いつどこでラストこうなる的な簡易な年表もの)を元に、その期間のキャラの心情変化をひたすら追いつつ、ラストが決まってるので、起承転結の「起」と「結」につながるストーリーを紐解きながら、このストーリーのカギとなるテーマを捜す。テーマが決まったら、あとの中身はキャラが動いて話が進むのを待つ。
こんな感じで、ネタをど真ん中のテーマにするか、起承転結の最初と最後にするかで、その話が長くなるのか、短く終わるのかがなんとなくみえてくるのですが、まさに今悶々としてる「死神の鎮魂歌」は「薫るノイズ・サウンド」くらいの短編だと思っていたのに、想定以上に長くなりそうで、結局本編にすることになりました。
WINGSシリーズを最初に組み立てた時
- 過去「片翼天使の即興曲」(出逢い~結成、上京までの話)
- 本編「背徳の堕天使」(光くんの過去と勝行くんの秘密暴露)
- 未来「孤独のオアシス」
の3本しか考えてなかったんです。高1の話、背徳~孤独までの高3~大人までの期間は、全部短編ですまそうとしてたwwwそれくらい、それぞれの話が短くポン、と一部のネタだけで独立して存在してたので、本編にない隙間の時間は短編を読むか、色々未来の話を読んで妄想してね、のスタイルだったのです。
しかし……背徳から孤独にたどり着くまでの話が色々思いつくようになったら、だんだん時期がくっついてきてしまった。(*ノωノ) 本当はこの本編3本のそれぞれの間を補完する形で、「蒼い月光の夜想曲」短編集があるのですが、あれは置鮎兄妹とWINGSの絡みに視点を置いた話ばかりを置いてるので、ちょっと他のものとはちがう感じ…。
そんなわけで、背徳と孤独の間に入ることになったもう一つの本編。
「死神の鎮魂歌」
死神とはだれか。そのへん踏まえて、タイトルがすべてのキーワードになるのも、さくらの小説のよくあるパターンですねww
いつ出来上がるのか想像つきませんが、ゆるっと考えていきたいと思ってます。
これ以外の期間は全部短編で補完する形で書くので、うちの小説はどこから読めばいいのかわからない…とおっしゃる方は、上記3本のどこかから読んでもらえると嬉しいです。(といっても未来編は書きなおす気満々でして、リンク貼らないでそっと隠すように……でもまだ公開のまま放置してますので気になる人だけどうぞ)
死神の鎮魂歌については、イメージイラストと、予告的SS / 挿絵SS を載せてるのでよかったらチラッとどうぞ(^ω^)