WINGSシリーズ本編 第一部「桐吾編」
二人で一つのバンド「WINGS」を始めよう。
親友として、義兄弟として、二人で共同生活しながら音楽活動に夢中になっていた俺様少年・ヒカルと腹黒御曹司・カツユキが、理不尽な大人たちに振り回され、数々の事件に巻き込まれながら成長していく物語。

サンプルはそれぞれの売り場で試読できます。
高校入学と同時に上京し、ミュージシャンとしてメジャーデビューを果たした新人ロックバンド「WINGS」。
先天性心臓病を患っている今西光は、親友の相羽勝行と共同生活中。互いを支え合いながら、音楽活動と学業を両立する日々を送っている。
物語は高2の冬。セカンドシングルのCMを制作している最中、体調を壊して入院しドタキャンしてしまった光に名指しでペナルティのような仕事が舞い込んできた。別の仕事を任された勝行と離れ、初めて一人で仕事に励む光。だがそこで生き別れになっていた実の父親と再会する。
この男のことは忘れていたかった。でも忘れられるはずがない。なぜなら、自分は父の――性〇〇だったから。
逆らえない自分の身体を呪いながらも抵抗するが、光の身体と精神はゆるゆると蝕まれていく。 一方、様子がおかしくなっていく光を見守るしかできない勝行は、我慢できずその秘密を暴きにかかる。
唯一無二の親友関係が、父親と光の秘密の関係が、壊され、もつれ、複雑に絡まっていく。
「ヒカルを監禁して、束縛しているのは一体どっちだ」
この物語には正義の味方などいない。私欲に塗れた男と男が一人の少年を奪いあう愛憎劇である。
主人公総受け シリアス 不憫な主人公が不幸のどん底から立ち上がる話 切ない 年の差 芸能界
複数からの無理やり・モブレ 近親相姦 三角関係 父×息子 R18


本編ネタバレ含む・クリックで拡大
この物語は人によっては不快を感じる表現や道理に反する飲酒、喫煙、暴行など、主人公の少年が理不尽な目に遭う話や展開があります。ハッピーエンドですが、読み進めると中盤で不快な暴言などを沢山目にするでしょう。
WINGSの固定CP妄想に浸りたいファンの方、モブレや父×息子のシーンを読みたくない方は、この話を読まず、「両翼少年協奏曲」あるいは「できそこないの幸せ」から読むことをお勧めします。
逆に作者をはじめ「桐吾父が好き」と言ってくださる方も多く、励まされております。いつかIFの桐吾エンドも書いてみたいと思っています。作者は無類の父×息子好きです。血は繋がってる方がいいです。ガチ勢です。
もともとは近親相姦BLとして、ムーンライトノベルズに投稿させていただいておりました。
当時はたくさんブクマなどでご支援頂きましたが、ネットで万人に気軽に読んでいただけるような内容の作品ではないことと、個人創作の同人誌として長くゆっくり配本し続けたい思いがあって、2019年にWEB公開を終了し、電子書籍化させていただきました。
さくら怜音が初めて書いた創作BL小説です。それゆえ、予告なき改訂、誤字脱字などに関しては目をつぶっていただけるとありがたいです。物語の舞台は2010年頃の現代日本を想定して書いています。