セカンドシングル「moonlight serenade」のB面として同時収録された楽曲。
ライブハウスで歌うことが多いWINGSの鉄板人気ソング。
軽快でキャッチーなピアノソロから始まる冒頭。ワンフレーズ流しきった瞬間、久我のドラムを皮切りに他のメンバーがズンズンと低音で走り出す。冒頭で暴れ出すストラトキャスター、後ろで爆音リズムを鳴らすベース、レスポール。セッションありきのこの楽曲は、ライブのたびにアレンジが異なったり担当パート楽器が変わったりすると、古参ファン内では有名。
♪
もう二度と、君のその手を握ったりなんかしない。
泣いて叫んで決意(きめ)ても、結局また探す
自分の足で歩いても うまく先に進まない
落ちた雛鳥のように 無駄口ばかり
どんなに見た目が老けても、ちっとも一人に慣れない
今日も 君と生きる幸せを失くす日が来るのが怖くて 無駄に歯向かってて
だから明日も、僕はちっぽけで弱い自分を選んでくれた 君の隣がいい。
だから明日も 君の傍で歌う
本編「できそこないの幸せ」で歌詞と曲名が初登場。「両翼少年協奏曲」でも光が呟いてます。探してみてね。
他、りんごあめと白雪王子のBGMになったり、ハロウィンナイトでReadyGoに続けて歌う楽曲として登場。
作曲家・鈴木フータ氏に作っていただいたインスト曲をもとに、歌詞をつけさせていただきました。
音源は「りんごあめと白雪王子」のドラマより、この曲がカーステレオで流れるシーンを切り取りました。

年を取っても独り立ちできなくてごめんね、ずっと君の傍にいたいよ、と紡ぐ歌詞には、寂しがり屋の光くんの本音が込められています。作った時期は背徳の堕天使本編の直前。同時期に作ったmoonlight serenadeを推した某スポンサーの強引な都合のせいで、残念ながらA面にはならなかったカップリング曲です。でもファンには根強い人気がある。その理由は、歌詞にあります。
実はところどころ、ファンに向けて歌っている曲にもなっていて、WINGSはファンやリスナーが傍にいてくれないと歌えない、だからいつも「君の傍で歌う」と、甘い声で可愛く、時にかっこよく、勝行くんが最後にキメセリフのように囁くのです。
この最後のフレーズで、勝行推しはイチコロでしょう。この曲が始まれば「キャアアアアア!」といつも以上に女子ファンの黄色い声援があがり、イントロではサイリウム付きコールががっつり入ると思います。
ちなみにネタバレ案件ですが、19歳WINGSの初野外ライブ「B.summer Rock フェスティバル」の中でも歌ってます。それもちょっと特殊な演出で。お手元に本をお持ちの方は、ぜひ確認してみてくださいね。